指を切らないおろし金はどれ?樹脂・セラミック・刃なしを実際に比較

商品レビュー

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大根おろしを作っていると、最後の数cmで指先や爪までおろしてしまい、ヒヤッとした経験はないだろうか。かといって端を残して捨てるのももったいないし、刃のないおろし金は「本当におろせるの?」と半信半疑になる。

今回は、刃の素材がまったく違う3つ(樹脂の刃・セラミックの刃・刃のないステンレス)をいずれも自費で購入。指の削りにくさ、おろす速さと仕上がり、洗いやすさを、購入者のレビューも交えながら比較していく。

この記事はこんな人向けです

  • 大根やしょうがをおろすとき、指や爪を削ってしまうのが怖い
  • 「刃のないおろし金」が本当に使えるのか、普通のおろし金と何が違うのか知りたい
  • 大根おろし用と薬味用、自分の料理にはどちらのタイプが合うか知りたい

自分に合う1つを先に知りたい方は、下の「30秒でわかる、あなた向けの1つ」からどうぞ。

なお、この記事は電動のおろし器やフードプロセッサーを探している人、銅製の本格的なおろし金にこだわりたい人には向かない。家庭で大根おろしや薬味を、指を削らずに作りたい人向けだ。

べっくちゃん
べっくちゃん

樹脂・セラミック・刃なしの3つを自費で買って、指の削りにくさとおろしやすさを比べたよ。

選ぶときに見るべき基準3つ

おろし金選びで後悔しやすいのは、次の3点。ここを見れば大きく外さない。

  1. 刃の素材と形:鋭い刃か、刃のない突起か。指の削りやすさと、おろしたときの食感がここで決まる
  2. 主に何をおろすか:大根を大量におろすなら大きいおろし面、しょうが・にんにくが中心なら小回りの利くサイズが向く
  3. 洗いやすさと食洗機対応:目に詰まった繊維が落ちやすいか、食洗機に入れられるか

🔎 30秒でわかる、あなた向けの1つ

Q1. おろし金で指を削ったことがあり、とにかく安全を優先したい?
→ はい:③トミタ式おろし金(Amazonで3,000円台)。刃がなく、指で触れても痛くない。しょうが・にんにくは最後のひとかけまでおろせる。大根をたっぷりおろすなら、①か②と組み合わせて「最後だけ③」にするのが現実的。

Q2.(いいえの人)ザクザクした食感が好きで、そのまま食卓に出したい?
→ はい:②京セラ セラミックおろし器 CD-18(Amazonで1,000円台)。皿と一体の丸型で、大根を円を描くように動かすだけでおろせる。指を削りにくいのも利点。

Q3.(いいえの人)大根おろしを速く、たっぷり作りたい?
→ はい:①貝印 SELECT100 おろし器(Amazonで1,000円台)。長いおろし面と受け皿の目皿で、速くて水っぽくならない。刃は鋭いので、食材が短くなったら手を止めること。

結論:指の安全は「刃の形」、速さは「おろし面の広さ」で決まる

3つを使い比べて分かったのは、「安全」と「速さ」がほぼ逆の関係にあることだ。

  1. ①樹脂の刃(長いおろし面):いちばん速く、大根向き。そのぶん刃は鋭く、樹脂製でも爪を削ることがある
  2. ②セラミックの刃(丸皿型):皮膚は削りにくい(トゲが当たるとチクッと痛い)。代わりに目が欠けやすく、扱いに気をつかう
  3. ③刃のない突起(小型の板):指で触れても切れない。ただし「おろす」より「すり潰す」に近い仕上がりで、大根の大量おろしには時間がかかる

以下の比較表で、3つの違いを具体的に見ていく。

①貝印 SELECT100 おろし器1,227円
②京セラ セラミックおろし器 CD-181,473円
③トミタ式おろし金3,960円
バーの長さ=価格の目安(安い順)。価格は購入時点のもので、変動します。

3つのスペックと弱点を一覧で

3つのスペックと弱点を一覧にした。「実際に使った印象」と「購入者レビューでの傾向」を分けて記載している。

項目①貝印 SELECT100 おろし器②京セラ セラミックおろし器 CD-18③トミタ式おろし金
参考価格(Amazon)1,227円1,473円3,960円
メーカー貝印京セラトミタ式(販売:カンダ)
刃の素材・形樹脂の刃(刃の角度45度、おろし面は7度傾斜)セラミックの円錐形の刃18-8ステンレスの突起(刃なし)
形・サイズ長方形・長さ約29cm(受け皿・目皿付き)丸皿型・直径16cm・約350g平たい板・18×8cm・約110g
指の削りにくさ(使った印象)△ 食材が短くなると爪をかすることがある○ 皮膚は削りにくい(トゲが当たるとチクッと痛い)◎ 触っても痛くない
おろす速さ(使った印象)◎ いちばん速い○ 力は要らないが、面が丸く小さめ△ 大根だと時間がかかる
仕上がり粗め・水気は目皿で切れるザクザクした食感きめ細かい・すり潰し寄り
得意な食材大根・人参大根・長芋しょうが・にんにく・わさび
食洗機対応非対応対応
主な弱点(口コミより)小さい薬味は溝が大きくおろしにくい、色素が残る目が欠けやすい、滑り止めの効きに意見が分かれる凹凸におろしたものが残る、価格が高い

※参考価格は2026年9月時点のAmazon価格です。楽天市場は店舗により価格が高めのことがあります(公式店など)。価格・仕様は変更される場合があるため、購入前に商品ページで最新情報を確認してください。

指を切らない・削らないおろし金はどれ?3つの安全性を比べた

おろし金でケガをするのは、ほとんどが食材が小さくなって指先が刃に近づいたときだ。このタイミングで、3つの差がはっきり出た。結論を先に言うと、指で触れても削れないのは③トミタ式だけ。①は爪まで削ってしまうことがあり、②は皮膚は削りにくいもののトゲが当たると痛い、と危なさの種類が違う。一般的なステンレスの刃のおろし金は、①と同じく「鋭い刃で削る」タイプと考えればいい。

  • ①貝印(樹脂の刃):金属ではないので油断しがちだが、刃先は意外に鋭い。勢いよく往復させていると、手元がずれた拍子に爪の先を削ってしまう。購入者レビューにも同じ声があった
  • ②京セラ(セラミックの刃):中央のトゲトゲは触るとチクッと痛いが、皮膚を削り取る鋭さではない。大根を面に押し当てて円を描く動かし方なので、指が刃の上を往復することも少ない
  • ③トミタ式(刃のない突起):鋭い刃の代わりに、あじろ模様(千鳥状に交差した突起)で食材をすりおろす構造。指でこすっても痛くないので、しょうがの最後のひとかけまで、つまんだままおろし切れる(③の価格・在庫はこちら)

とはいえ、③は大根を大量におろすには向かない。「大根おろしは①や②で作り、最後の数cmと薬味だけ③で」という使い分けも現実的だ。①②で指を削らないためのコツは、下の「よくある質問」にまとめている。

商品ごとの解説

実際に3つとも使った印象を、1つずつまとめる。

①貝印 SELECT100 おろし器

大根おろしを速く、たっぷり作るなら

貝印 SELECT100 おろし器

向いている人:大根おろしを一度にたくさん作る人、100均のおろし金で水っぽさが気になっていた人
向いていない人:しょうが・にんにくなど小さい薬味をよくおろす人、キッチンの収納スペースが限られている人

おろし面に7度の傾斜がついていて、大根を押し下げるだけで体重が乗り、軽い力でどんどんおろせる。3つの中ではいちばん速く、受け皿の目皿(すのこ)が余分な水分を下に落としてくれるので、焼き魚に添えても水っぽくならない。一方で、にんにくやしょうがは溝が大きすぎてうまくおろせず、結局小さい薬味用は別に必要だった。人参をおろしたあとは歯のすき間に色が残り、白い本体なので汚れが目立つ。受け皿付きで長さが約29cmあり、置き場所も取る。

べっくちゃん
べっくちゃん

同じSELECT100シリーズのスライサーとは受け皿が共通。スライサーを持っている人は、おろし器だけ買い足せるよ。

①貝印 SELECT100 おろし器の価格・在庫を見る

②京セラ セラミックおろし器 CD-18

ザクザク食感と、そのまま食卓へ

京セラ セラミックおろし器 CD-18

向いている人:ザクザクした食感の大根おろしが好きな人、長芋やとろろもよくおろす人、洗い物を1つでも減らしたい人
向いていない人:食洗機でまとめて洗いたい人、調理器具をラフに扱いがちな人

直径16cm・約350gの丸いお皿のような形で、中央の円錐形のトゲに大根を当て、円を描くように動かしておろす。重さと裏のシリコーンの滑り止めのおかげで、器を押さえる手はほとんど要らず、大根を持つ手の力だけでおろせた。おろしたものは周りの溝に落ちるので、そのまま食卓に出せるのも便利だ。長芋をおろしたときは、とろろが無駄なくみずみずしく仕上がった。気になったのは目の繊細さで、セラミックは欠けやすく、食洗機も上に皿を重ねて置くのもNG。濡れた手で使うと、たまに滑ることもあった。

べっくちゃん
べっくちゃん

見た目は小皿でも、実物は350gとずっしり重い。収納は立てずに平置きのスペースを確保しておくこと。

②京セラ セラミックおろし器 CD-18の価格・在庫を見る

③トミタ式おろし金

指の安全を最優先するなら、編集部の第一候補

トミタ式おろし金

向いている人:おろし金で指を削った経験がある人、しょうが・にんにく・わさびを最後まで使い切りたい人、高齢の家族や子どもと一緒に料理する人
向いていない人:大根おろしを一度にたっぷり作りたい人、普通のおろし金と同じ「シャキッとした」仕上がりを求める人

新潟・燕三条製のステンレスの板で、表面には刃の代わりに細かな突起が千鳥状に並んでいる。試しに指の腹でこすってみたが、本当に痛くない。それなのにしょうがを当てると、きちんとすりおろせるのが不思議だった。小さくなったにんにくも、つまんだまま最後までおろし切れるので、端を捨てずに済む。洗うときもスポンジでそのままこすれて、うっかり手を切る心配がない。ただ、仕上がりは「おろす」というより「すり潰す」に近く、凹凸におろしたものが残るので、ゴムべらでかき取るひと手間がかかる。大根にも使えるが、18×8cmの板なので大量には向かない。

べっくちゃん
べっくちゃん

刃物を扱うのが不安になってきた親への贈り物にもいいよ。薄くて軽いから、引き出しにもすっと入る。

③トミタ式おろし金の価格・在庫を見る(編集部の第一候補)

トミタ式おろし金

トミタ式おろし金 18cm 日本製(村の鍛冶屋)
価格:4,310円(税込、送料無料) (2026/9/28時点)


購入者レビューで繰り返し見た不満(2026年9月時点)

Amazonの購入者レビューで繰り返し挙がっていた弱点を、実際に3つを使った印象とあわせて整理した。買う前に知っておけば防げる。

べっくちゃん
べっくちゃん

②のセラミックは、洗った直後の水切りかごでほかの食器とぶつかるだけでも目が欠けることがある。置き場所は分けておきたい。

  • 3つ共通|「目に繊維や薬味が詰まって取りにくい」:使った直後、乾く前に流水とブラシで洗う。②には専用のかき出しブラシが付属している
  • ①貝印|「仕上がりが粗め」「にんにく・しょうがはおろしにくい」:細かいおろしや薬味が必要なら、小さい薬味用おろしを別に用意する
  • ①貝印|「人参の色が歯のすき間に残る」:色の濃い野菜をおろしたら、すぐに洗う。時間をおくほど落ちにくくなる
  • ②京セラ|「1回使っただけで目の先が欠けた」:セラミックは衝撃に弱い。食洗機に入れない、上に物を重ねない、シンクに落とさない、の3点を守る
  • ②京セラ|「使っていると滑る」:滑り止めや器の裏が濡れていると効きにくい。使う前に裏と調理台の水気をふき取っておく
  • ③トミタ式|「おろすというより、すり潰す感じ」:普通のおろし金とは仕上がりが別物と考える。薬味や、最後のひとかけを安全におろす道具として使うと満足度が高い

結局どれを選べばいい?

指の安全と薬味なら③トミタ式、ザクザク食感なら②京セラ、大根おろしの速さなら①貝印。どれか1つで全部はまかなえないので、大根おろしをよく作る家庭なら「大根は①か②、しょうが・にんにくと最後のひとかけは③」という2つ持ちがいちばん安全で速い。1つだけ選ぶなら、よくおろすのが大根か薬味かで決めるといい。

べっくちゃん
べっくちゃん

迷ったら「よくおろすのは大根か薬味か」→「指を削った経験があるか」の順で考えると早いよ。

よくある質問

購入前によく検索される疑問に、実際に使った経験と購入者レビューをもとに答える。

普通のおろし金で指を削らないコツは?

いちばん危ないのは、小さくなった食材を指先でつまんで最後までおろそうとする瞬間だ。大根は残り3〜4cmになったらおろすのをやめる、しょうがは皮付きの端を持ち手にして、持ち手ごと使い切ろうとしない、これだけでケガはかなり防げる。残った端は刻んで味噌汁や炒め物に回せば無駄にならない。どうしても最後までおろしたいなら、刃のない③トミタ式を仕上げ用に1枚持っておくと安心だ。3つの構造の違いは上の「指を切らない・削らないおろし金はどれ?」で比べている。

食洗機で洗える?

メーカーの表示では、①貝印と③トミタ式は食洗機対応、②京セラは非対応だ。②はセラミックで衝撃に弱く、食洗機の中でほかの食器とぶつかると目が欠けるおそれがある。食洗機を毎日使う家庭なら、①か③を選ぶほうが気楽だ。

大根おろしが水っぽくなるのを防ぐには?

おろし器の形でかなり変わる。①貝印は受け皿の上に目皿(すのこ)があり、おろした瞬間に余分な水分が下へ落ちるので、ざるにあげる手間がいらなかった。②京セラは皿と一体なので水分ごと溜まるが、ザクザクと粗めにおろせるぶん、100均の細かいおろし金より水っぽさは出にくい。どうしても水分が気になるときは、おろしたあと軽くざるにあげて自然に水を切ると、絞りすぎずに済む。

100均のおろし金と何が違う?

差が出るのは「刃の形と並び方」「滑り止め・受け皿など道具としての安定感」だ。①貝印は刃の角度や目の高さを1本ずつ変えていて、力を入れずにおろせる。②京セラは円錐形の刃でザクザクした食感になる。③トミタ式は刃がないという点で、そもそも別物だ。購入者レビューでも「100均のおろし器の水っぽさが気になっていたが解消した」という声が見られた。一方で、月に数回しか使わないなら100均でも困らない、という考え方もある。

使い始める前に確かめておきたいこと

  • 食洗機に入れてよいかを確認する(②京セラは不可)
  • ③トミタ式は、説明書にある当て方・動かし方を一度読んでから使う(普通のおろし金と同じ力の入れ方だと、すり潰すような仕上がりになりやすい)
  • ②京セラの滑り止めは、裏と調理台の水気をふいてから使うと効きがよい
  • 価格・仕様は変更される場合があるため、購入前に商品ページの最新情報を必ず確認する

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この記事の比較方法

記事で取り上げた3つ(貝印 SELECT100 おろし器/京セラ セラミックおろし器 CD-18/トミタ式おろし金)は、2026年9月に編集部がAmazon・楽天で自費購入し、2〜3週間にわたって同じ大根・しょうが・長芋をおろして、指先の削りにくさ・おろす速さと仕上がり・後片付けを比べました。セラミックの目の欠けやすさなど長期間の耐久性は、購入者レビューの傾向を参照していることを本文中に明記しています。食洗機対応などの仕様はメーカーの表示に基づき、価格は購入した時点のものです。

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